弱視とは?(視力検査 スポットビジョンスクリーナー)
私たちは目の網膜に像が映っただけでは物を見ることが出来ません。
両目からのその像が視神経を通って大脳に伝えられてはじめて見えます。
この道筋を視覚伝導路といいます。
毎日眼を使って絶えず物を見ていないと、子どもの視力は発達しません。
発達の途中に何かの原因で物が見にくい時期があると、見にくい方の目は視力の発達が止まってしまいます。
物をはっきり見ることができにくい状態にあると、視覚伝導路に適切な刺激が与えられないことになります。
子どもの視力の発達には子の刺激が必要で、それのない状態だと視力の発達が止まり弱視になるのです。
弱視が良くなるかどうかは、視力の発達がどの程度、またどれ位の期間おさえられているかによります。
程度が強いほど、期間が長いほど、弱視の回復は困難になります。
また弱視により、子供の成長、学力の低下、社会的行動などに問題が生まれることもあります。
子どもの弱視は早期発見、早期治療が重要です。
子どもの弱視治療は、早ければ早いほど高い効果が期待できます。
下記項目に該当することがありましたら、ぜひ検査を受けましょう。
・テレビを近くで見ている。離れると見えにくいようだ
・物を見るとき、顔をしかめたり、目をほそめる
・物を見るとき、顔を傾ける
・顔を回して横目で物を見る
・明るい戸外で片目をつぶる
・一人で階段を上がる時は手を使う
・クレヨンなどで丸(円)を描かない
・上目づかいで見る