食物経口負荷試験
卵を食べたら口周囲に発疹が出て、
検査をしたら「陽性だから、6か月間除去してください」「〇歳〇か月まで除去してください」などと指導を受けている例が結構あります。
陽性だからといって完全に食べられないわけではありません。
例えば、卵を5g食べると発疹が出るけど、1gだと発疹が出ないなんていうことはよくある事です。
負荷試験を行うことによって、安全に食べられ量を知ることができます。
食べられる量を一定の期間続け、徐々に量を増やしていきます。
最近の研究では食べる時期を遅らせることより、早期に食べさせたほうが食物アレルギーを予防できることが報告されています。
詳細な問診と、必要なら早期に経口負荷試験を行い、積極的に食物の摂取を勧めています。
可能ならお母さんが仕事に就く前に負荷試験を行い、ある程度の量を食べられるようにしてあげたいものです。お母さんの仕事が始まって、休んでまで負荷試験ができなくなってしまうと、そのまま食べられなくなってしまうことが多いようです。